サモエドとチャウチャウの性格は正反対?後悔しない選び方を解説

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こんにちは。サモエドタイム管理人のしろもふです。

サモエドとチャウチャウ、どちらもフワフワ・モフモフで、スピッツタイプという共通点からか、よく比較される犬種ですよね。「見た目が似てるけど、どっちを迎えようか…」と迷っている方も多いかもしれません。

ですが、その外見とは裏腹に、この2犬種は気質や歴史的背景が全く異なります。サモエドとチャウチャウの性格や大きさの違い、飼いやすさ、抜け毛の量、そして気になる寿命やミックス犬のリスクまで、この記事で詳しく比較していきます。

両犬種の本質的な違いを知ることが、後悔しない犬種選びの第一歩になるかなと思います。

記事のポイント
  • サモエドとチャウチャウの見た目や大きさの違い
  • 「歓迎型」と「警戒型」という正反対の性格
  • 抜け毛や暑さ対策など、飼いやすさの徹底比較
  • ミックス犬のリスクとそれぞれに向いている飼い主像
目次

サモエドとチャウチャウの徹底比較

ここからは、サモエドとチャウチャウの具体的な違いを、項目ごとに詳しく見ていきましょう。外見の類似点に反して、中身は驚くほど対照的です。

見た目は似てる?大きさの違い

まず、基本的な外見と大きさから比較します。どちらも豊かな被毛を持つ中型〜大型犬ですが、並べてみるとそのシルエットや醸し出す雰囲気には明確な違いがあります。

項目サモエドチャウチャウ
原産国ロシア(シベリア)中国
体高(オス)53.5cm〜60cm48cm〜56cm
印象優雅・活動的・スマイル威厳・重厚・ライオン
最大の特徴口角が上がったスマイル青黒い舌

サモエド:シベリアの微笑み

サモエドは、シベリア原産のスピッツ犬種で、力強さと優雅さを兼ね備えています。体高(理想)はオスで 53.5cm〜60cm、メスで 48cm〜53.5cm程度です。

最大の特徴は、なんといっても「サモエド・スマイル」と呼ばれる、口角がキュッと上がった愛らしい表情でしょう。実はこれ、単に可愛いだけではないんです。極寒の地でよだれが垂れると、それが凍って顔が凍傷になってしまいます。それを防ぐために、よだれが垂れにくい口の形状へと進化したという、生きるための機能美なんですね。

(出典:一般社団法人 ジャパンケネルクラブ「サモエド」

チャウチャウ:東洋の威厳

一方のチャウチャウは、古代中国原産のがっしりとした体格を持つ犬種です。サモエドよりも体高はやや低めですが、骨格は太く、全体的にスクエア(四角い)で重厚な印象を与えます。

彼らを象徴する最大の特徴は、「青黒い舌(ブルー・ブラック・タン)」です。これは色素沈着によるもので、犬種スタンダードとして必須の要件とされています。また、後ろ足の関節がほとんど曲がらないため、「スティルト歩行(竹馬歩行)」と呼ばれる、小刻みで独特な歩き方をすることも大きな特徴です。

性格は正反対?人懐っこさの差

ここが両犬種の最大の違いであり、これから家族に迎えようと考えている方のライフスタイルに最も影響を与える部分です。

サモエド:人類みな友達

サモエドは、数千年にわたりシベリアのサモエド族のテントの中で、人間と寝食を共にしてきました。子供たちの遊び相手になったり、寒い夜には生きた「湯たんぽ」として人を暖めたりしてきた歴史があります。

その結果、彼らは人間への絶対的な信頼と、極度の社会性を身につけました。「この世に知らない人はいない、まだ会ったことがない友達がいるだけだ」とでも思っているかのように、初めて会う人にも尻尾を振って挨拶に行きます。まさに「歓迎型」の代表格と言えるでしょう。

チャウチャウ:孤高の守護者

対照的に、チャウチャウは古代中国で寺院や宮殿を守る「番犬」や「護衛犬」として活躍してきました。彼らに求められたのは、愛想の良さではなく、外部の脅威から主を守る強さと警戒心です。

そのため、彼らの遺伝子には「見知らぬ人への警戒」と「排他性」が強く刻まれています。信頼した家族には深い愛情と忠誠を捧げますが、それ以外の人には冷淡で、安易に触られることを嫌がります。この「猫のようだ」とも形容される独立心こそが、チャウチャウの気高さであり、魅力でもあります。

性格の違いまとめ
  • サモエド:超友好的。誰に対してもフレンドリーで、常に誰かと一緒にいたい寂しがり屋。
  • チャウチャウ:独立的。家族には忠実だが、他者とは距離を置く。一人の時間を楽しめる。

飼いやすさ比較:初心者に向くのは

では、どちらが飼いやすいのでしょうか?正直に申し上げると、どちらも簡単な犬種ではありませんが、その「難しさ」のベクトルが異なります。

サモエド:運動と孤独へのケア

サモエドは素直で、人を喜ばせるのが好きなので、トレーニング自体は比較的入りやすいです。初心者の方でも、努力次第で十分に飼育可能です。

ただし、クリアすべきハードルが高いのが特徴です。

  • 運動量:元ソリ犬なのでスタミナおばけです。毎日の十分な散歩と運動が必須です。
  • 分離不安:極度の寂しがり屋なので、長時間のお留守番は苦手です。破壊行動につながることも。
  • 頑固さ:賢いがゆえに、意味のない反復練習にはすぐに飽きてしまいます。

チャウチャウ:経験とリーダーシップ

一方、チャウチャウは初心者の方には推奨しにくい犬種です。

彼らの独立心は筋金入りで、飼い主を「主人」として盲目的に従うことは稀です。納得できなければ動かない、そんな頑固さがあります。また、社会化が不足すると、生来の警戒心が強くなりすぎて、他者への攻撃性につながるリスクもあります。

力で押さえつけるのではなく、敬意を持って接し、信頼関係を築ける経験豊富な飼い主さんが向いています。

番犬としての適性はどっちがある?

「家を守ってほしい」という期待がある場合、この2犬種の違いは決定的です。

サモエド:お知らせ係が限界

サモエドは聴覚が優れており、聞き慣れない音や気配には敏感に反応してよく吠えます。その意味では「警報装置」としての役割は果たします。

しかし、いざ泥棒が入ってきても、尻尾を振って「遊ぼう!」と歓迎してしまう可能性が極めて高いです。防衛能力や攻撃意欲は皆無に等しいため、番犬としては全く期待できません。

チャウチャウ:生粋のガードドッグ

チャウチャウは、まさに「防衛型」の番犬です。テリトリー意識が強く、不審者に対しては低い声で唸り、威嚇します。家族を守ろうとする意識が高いため、頼もしい存在になります。

逆に言えば、郵便屋さんや来客に対しても警戒心をむき出しにすることがあるため、飼い主さんがしっかりとコントロールし、「この人は安全だよ」と教えてあげる必要があります。

抜け毛とケア:グルーミングの覚悟

ここは両犬種とも、飼い主さんの「覚悟」が試される共通の難関ポイントです。

どちらもグルーミングの負担は「超ヘビー級」です。

サモエドの「歩く雲」維持

サモエドの美しい純白の被毛は、週に数回の入念なブラッシングなしには維持できません。特に年2回ある換毛期(ブローアウト)には、信じられない量のアンダーコートが抜け落ち、部屋中が毛だらけになります。

チャウチャウの皮膚ケア

チャウチャウも同様に抜け毛が多いですが、彼らの場合は「健康管理」の意味合いがより強くなります。被毛の密度が高く、脂っぽい肌質の子も多いため、湿気がこもると深刻な皮膚炎(ホットスポットなど)を起こしやすいのです。

そして何より、両犬種とも日本の高温多湿な夏は致命的に苦手です。夏場は24時間エアコンをつけっぱなしにし、散歩も早朝や深夜に行うなど、徹底した熱中症対策が命に関わります。

寿命と特有の遺伝病リスク

犬種の平均寿命はあくまで目安ですが、一般的にサモエドが12〜14年チャウチャウが8〜12年とされ、サモエドの方がやや長寿の傾向があります。

また、それぞれ気をつけたい特有の疾患があります。

サモエド:腎臓への注意

サモエドで特に知られているのが、「サモエド遺伝性腎症(SHN)」です。これは遺伝的な要因で腎臓の機能が低下する病気で、特にオスで重症化しやすい傾向があります。お迎えする際は、両親犬の遺伝子検査状況を確認することをお勧めします。

チャウチャウ:目と関節

チャウチャウはその特徴的な顔の構造から、「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」のリスクが高いです。これはまぶたが内側に巻き込まれ、まつ毛が眼球を傷つけてしまう病気で、手術が必要になることも多いです。また、独特の歩き方に関係して、関節トラブルにも注意が必要です。

サモエド、チャウチャウとミックス犬

最近では、「サモエドとチャウチャウのミックス犬」に興味を持つ方もいらっしゃるようです。最後に、このハイブリッド犬(いわゆるチャウサム)について、専門的な視点から解説します。

ミックス犬「チャウサム」とは?

「チャウ・サム」や「サム・チャウ」と呼ばれるこのミックス犬は、両親の遺伝子をランダムに受け継ぎます。

外見は、サモエドのような白いフワフワになる子もいれば、チャウチャウ寄りの赤い毛色や青黒い舌を持つ子もいます。兄弟であっても全く違う見た目になることが多く、成犬になったときにどのような姿になるかは、誰にも予測できません。

ミックス犬の性格は予測不能

見た目以上に慎重になるべきなのが、性格の組み合わせです。先ほど解説した通り、サモエドとチャウチャウは気質が正反対です。

  • サモエド:人間大好き、甘えん坊、高エネルギー
  • チャウチャウ:独立心旺盛、警戒心が強い、静か

この2つが混ざるとどうなるでしょうか?「サモエドのように人懐っこくて、チャウチャウのように落ち着いている」という理想的な子が生まれる可能性もあります。

しかし、逆に「サモエドのように興奮しやすく運動が必要なのに、チャウチャウのように頑固で警戒心が強い」という、しつけの難易度が非常に高い組み合わせになるリスクも十分にあります。これはまさに「気質の宝くじ」であり、安易に飼うことはおすすめできません。

サモエドが向いている飼い主

ここまでを総括して、サモエドとの生活に向いているのはこんな方です。

サモエド向きの人
  • とにかく犬と一緒に遊びたい、アウトドア派のアクティブな人。
  • 在宅ワークなどで、常に犬のそばにいられる環境の人。
  • 家が毛だらけになっても「サモエドの分身だね」と笑って許せる人。
  • 番犬としての能力を一切求めない人。

チャウチャウが向いている飼い主

一方で、チャウチャウとの生活に向いているのはこんな方です。

チャウチャウ向きの人
  • とにかく犬と一緒に遊びたい、アウトドア派のアクティブな人。
  • 在宅ワークなどで、常に犬のそばにいられる環境の人。
  • 家が毛だらけになっても「サモエドの分身だね」と笑って許せる人。
  • 番犬としての能力を一切求めない人。

まとめ:サモエドとチャウチャウ選び

サモエドとチャウチャウ。一見よく似たフワフワの犬たちですが、その内面には数千年の歴史によって培われた、全く異なる魂が宿っています。

「仲間」として共に笑い合いたいならサモエド。「守護者」として深い信頼で結ばれたいならチャウチャウ。

それぞれの特性を正しく理解し、ご自身の性格やライフスタイルに合ったパートナーを選ぶことが、飼い主さんと愛犬、双方の幸せへの一番の近道です。この記事が、運命の出会いの参考になれば嬉しいです。

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